ムギちゃん駅長(牟岐線)の仲間たち


「これ、みんなわたしのお友だちなのよ。」
という声が聞こえてきそうな、ムギちゃん駅長(牟岐線)の仲間たち。
「むぎ えきちゃん」はその様子を見て静かに微笑んでいるものと思われます。


四国旅客鉄道1500形気動車
近代的で快適、かつパワフルな走りを見せる車両。

一部、似たように見えて何か違う車両もありますが、これも同じ1500形気動車。


四国旅客鉄道1200形気動車
同社の1000形気動車の一部を、上記の1500形気動車と手をつなげられるように改造した車両。しかし、それ以外は1000形気動車の質素な内装(1500形比)や加速時に低音がこもり騒がしいという特性を受け継いでいるのも事実。


四国旅客鉄道キハ185系気動車
同社には特急列車用に2000系気動車もあるが、牟岐線で使用されるのはもっぱらこの車両。国鉄末期の設計なので古い部分がある一方、国鉄時代ならではのしっかりしたつくりと落ち着いた走りを味わえる。


四国旅客鉄道キハ40形気動車
他の旅客鉄道会社にある同形車両の多くとは違い、エンジン等も国鉄時代のままなのが特徴なので、走行性能も当時のまま。ただし線路の向きに並ぶ座席(ロングシート)が増やされていたり、ワンマン運転に対応するよう手を加えられていたりするので、完全に国鉄のままというわけではない。

早朝の阿佐海岸鉄道線直通列車のほか、2017年3月に見かけた範囲では阿南駅5:59発の高徳線直通板野行き単行列車(徳島駅でもう1両キハ40形気動車を連結)や牟岐駅6:21発の徳島駅行き列車(後述のキハ47形気動車と併結)、徳島駅21:27発の牟岐駅行き(2両編成のうち1両は途中の阿南駅で切り離し)にも使用されている模様。


四国旅客鉄道キハ47形気動車
キハ40形気動車と同じく、国鉄型ならではのクロスシートの座り心地を味わえる車両。ただし、加速力はキハ40形気動車と同じく、前述の1500形気動車と比較して相当低いので、あまり変速機が直結段に入らない(=エンジンがうなり続ける)。また、冬季はドアを手で開ける線内唯一の車両なので、自動で開かないドアの前でずっと待っていたり、わざわざ誰かが開けた遠い側のドアまで歩いて乗降したりする光景も見かけるのが実情。
2017年3月に見かけた範囲では、阿南駅7:03発の徳島駅行きや牟岐駅6:21発の徳島駅行き列車(前述のキハ40形気動車と併結し牟岐線内最長の3両編成で運転)、徳島駅18:26発の牟岐駅行き、徳島駅20:32発の阿南駅行きで使用されている模様。

なお、車両検査等の場合は片側のキハ47形気動車がキハ40形気動車に変更されることもあり、その場合はボックス席の総数が減ることになります。

【おことわり】

本所に記載のキハ40形気動車、およびキハ47形気動車の運用は全てを網羅しているわけではなく、あくまで「見かけた」レベルのものであることをご承知おきください。
また、鳴門線や高徳線、徳島線での運用もあります(例:高松駅18:33発の徳島駅行き、板野駅6:54発の徳島駅行き、板野駅8:11発の徳島駅行き、徳島駅6:35発の穴吹駅行き、徳島駅18:06発の鳴門駅行き、徳島駅18:35発の引田駅行き、徳島駅20:46発の高松駅行き、徳島駅21:16発の鳴門駅行きなど)。


阿佐海岸鉄道ASA-300形気動車
海部から甲浦までを結ぶ鉄道路線で使用されている車両も早朝の一往復が牟岐駅まで乗り入れているので、そういう意味では立派な牟岐線の仲間。


イセエビ
阿佐海岸鉄道宍喰駅の「駅長」。2017年3月時点では三代目とのこと。