伊東市でカピバラなどに会える動物公園の話。
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伊豆シャボテン動物公園
- 1959年開園
- 2016年に「動物公園」へ改称
- 静岡県伊東市
- 午前九時開園、入場料は大人2,300円
この動物公園で有名なのは、冬季に見ることのできる「カピバラ」の入浴。
開始前から浴槽内でスタンバイするカピバラたち。
お湯の投入が開始されると、浴槽の外にいたカピバラたちもどんどん集まってきます。
一部で「カピバラをお湯に浸けるのは虐待」という声を聞くこともありますが、少なくともここのカピバラは自らの意思でお湯につかっていることをお知らせしておきます。
一日に何度かこの催しが開催される場合は、まだ気温が上がらず入浴意欲が高い?開園してから一回目に見るのがおすすめです。
露天風呂とは別の場所にいるカピバラは、ストーブで暖をとっていました。
露天風呂の横で静かに待っている?インコたち。
少数精鋭ですが、ここでも「ケープペンギン」の姿を見ることができます。
ケープペンギンと柵の位置関係より、他の施設と比較してより近くで観察できるようになっていることがわかります。
「カンガルーの丘」と呼ばれるエリアは柵内に入って「クロカンガルー」やワラビーを観察することができる場所。
木の上を見ると、そこに見えたのは園内で放し飼いになっている「インドクジャク」。
通路脇などで普通に歩き回っている「リスザル」の姿も多く見かけます。
「その特徴的な耳の長さから判断すると、あなたは『ミミナガヤギ』ね!」
ここでは、「チンパンジー」の姿も柵なしで観察することができます。
また、様々なサルたちを見ることができるのもこの施設の特徴。こちらは屋外の「島」にいる「ワオキツネザル」。
屋内の「わくわくモンキーハウス」では「コモンマーモセット」などの小型サルの姿を見ることができます。
モンキーハウスと同じ建屋内にある、「モルモット」や「ロップイヤー」などとのふれあいが楽しめるスペースでは、「デグー」たちが活動している様子も見ることができます。
「フェネックやめるのだ!そんな顔で見つめないでほしいのだ!見つめられるほうが切ない気持ちになってしまうのだ!」
*本施設などのように、客からエサをもらうことができる環境下にいる個体は、窓に近づくだけでエサを期待してこんな顔を見せることがあります。
「フェネック」や「コツメカワウソ」などを見ることができるのは、この動物公園の目玉施設である「シャボテン温室」の通路。
温室内では、様々なサボテンを見ることができます。
生息地域ごとに分けての展示になっているので、それぞれのエリアごとに違う表情を見せてくれます。
また、温室内にも動物の姿が……。
ここまで見てきて想像できるように、この動物公園に猛獣の類はいませんが、親しみやすい動物たちが大勢集まっています。
*ただし、サルなどの「特定動物」はいます。
こちらは「オグロプレーリードッグ」。
ひたすら穴を掘り続ける様子を観察することができます。
カピバラのお風呂など、冬季ならではの光景もありますが、一方で冬季に観察が難しくなる生物たちもいます。
ここでは各地で放し飼いになっている鳥類の観察もできますが、訪問時は防疫のため一部近づけないエリアがありました。
「バードパラダイス」は他所にもある大型のフライングケージですが、本施設では高低差のある場所を歩き回り、彼らの居住地域内の通路から鳥類たちとの距離を縮められる構造になっているのが特徴。
しかし、ここにいるご長寿のハシビロさんは寒さに弱いためか、訪問時は通路から見えない場所で電球暖房にあたりながら「じ~っ」と立っていたので、ケージ入口のモニタでしか観察できませんでした。
この「オシドリ」のようにじたばたしても仕方ないので、そういうときは姿を見ることを諦めるのも必要です。