見え方が違ってくる動物園

レッサーパンダ/Red panda
「見方がちがう動物園」というコピーで知られており、また2018年6月30日からのジョイントプロモーションが控えている、静岡市の動物園。そこで、同じ場所へ季節や時間を変えて訪問したら、どのように見え方が違ってくるのか検証してみました。
(以下、画像多めのページとなります。従量制の通信料がかかる環境でごらんの方はご注意ください。)
【参考】
前回訪問時
前々回訪問時
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まずは霊長目の仲間たち。
ブラッザグエノン/De Brazza's monkey
「ブラッザグエノン」という名前は覚えにくいかもしれませんが、Brazzaはかつてコンゴ川流域を探検したフランス人のPierre Paul François Camille Savorgnan de Brazza氏に由来し、またguenonはフランス語で「サル(オナガザル)」を示すということを覚えておくと思い出しやすくなるかもしれません。
ワオキツネザル/Ring-tailed lemur
本ウェブログではおなじみの?「ワオキツネザル」。
ヒゲサキ/Black bearded saki
こちらは「ヒゲサキ」。Sakiは日本語の「サキ」ではなく、霊長目の中のsakiという分類を示します。

キリン/Giraffe
6月21日のWorld Giraffe Dayには間に合いませんでしたが、この動物園で飼育されている「キリン」の「サクラ」の画像を掲載します。
*もう1頭のキリン「リオ」は、2018年6月24日に3歳で遠い世界へ旅立ってしまったとのこと。

猛獣たちの行動を観察できる「猛獣館299」の仲間たち。
ホッキョクグマ/Polar bear
「ホッキョクグマ」の「バニラ」と「ロッシー」(バニロシ)。水中での行動が多いように見られるので、まるで水生物のような感じに。
アムールトラ/Siberian tiger
こちらは水につかる「アムールトラ」。
ライオン/Lion
いつもどおり「ごろごろしていたい……」を実践している「ライオン」。
ジャガー/Jaguar
休むことなく歩き続けているのは「ジャガー」。
ジャガー/Jaguar
現地で「ヒョウ」や「チーター」と混同している方を見かけましたが、ヒョウ柄の輪の中に点があるのがジャガーであり、またチーターは高速でダッシュするために絞られた体をしているので、「ずんぐりむっくり」なジャガーと識別できるようになると、ネコ目に属する生き物の見方が変わるのではないでしょうか。
ピューマ/Cougar
そうして、「ピューマ」。ひょっこり顔を出す光景はネコそっくり(ピューマはネコ目ネコ科の生き物なので当然ですが)。
ピューマ/Cougar
寝そべったまま水を飲むピューマ。
ピューマ/Cougar
やはりネコにしか見えませんね。

ブチハイエナ/Spotted hyena
横になっている「ブチハイエナ」。
シロサイ/White rhinoceros
泥まみれの姿も見ることができる「シロサイ」。

オオアリクイ/Giant anteater
こちらは「オオアリクイ」。この動物園はRed pandaだけでなく、オオアリクイの種別調整も担当しています。
オオアリクイ/Giant anteater
動物園の所在地が静岡ということもあり、訪問者から「PAYAだ!」という声が多く聞かれました。しかし、静岡県民が知っている”PAYA”は「ミナミコアリクイ」の姿をした生き物?であり、オオアリクイとは違うので正しくないことがわかります。また、食べるものも「どす黒い何か」ではなく、乳製品などをベースにした代用食です。

ホオジロカンムリヅル/Grey crowned crane
次は大きな鳥かごになっている「フライングメガドーム」。
ショウジョウトキ/Scarlet ibis
理由はわかりませんが、なんとなく「ドヤ顔」をしているように見える「ショウジョウトキ」。
インカアジサシ/Inca tern
「インカアジサシ」や「モモイロペリカン」にエサを与えるイベントでは、空中でホバリングしたり、エサをキャッチしたりするアジサシの姿を見ることができます。
インカアジサシ/Inca tern
しかし、モモイロペリカンへのエサやり時間になるとアジサシは「ドロボウ」に……。

「夜行性動物館」の生き物たち。
フタユビナマケモノ/Linnaeus's two-toed sloth
6月30日からのプロモーションで注目を集めると思われる「フタユビナマケモノ」。食事も樹上で行なうため、食べ物は上からぶら下げています。
アムールヤマネコ/Leopard cat
一見、普通のネコに見えるのは「アムールヤマネコ」。
ハクビシン/Masked palm civet
「ハクビシン」も夜行性の生き物なのでこの場所にいるのですが、お休み中の模様。

フライングメガドーム以外の場所で行動を観察できる鳥類。
ヒゲワシ/Bearded vulture
日本国内の動物園等最後の個体になってしまった「ヒゲワシ」は見た感じ元気そう。
ハクトウワシ/Bald eagle
頭が白くない「ハクトウワシ」。2018年4月に孵化した2羽ですが、日本国内でのハクトウワシの繁殖は例が少ないということなので、この姿を観察できるのは貴重な機会といえます。
ベネットアカクビワラビー/Bennett's wallaby
鳥類ではありませんが、今回の訪問時に「ベネットアカクビワラビー」の仔も袋から顔を出している様子を見ることができました。
フンボルトペンギン/Humboldt penguin
器用な格好のまま水に溶けてしまいそうな感じの?「フンボルトペンギン」の姿もありました。