観光列車と鉄橋

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Bangkokからの直通観光列車が、Kanchanaburi Stationでの停車もそこそこに、次の目的地を目指して走っていきました。

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River Kwai Bridge train stopでしばらくの間停車。乗客は下車して、ちょっとした観光を楽しむことができます。

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たとえば、停車場近くに置かれている(保存というには、ちょっと状態がよくないように思えます)蒸気機関車を見たり、

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橋の上を歩いてみたり……。

そう、この橋は歩いて渡れます。観光列車も、この橋を歩いて一往復するのに十分な時間は停車していました。
現在、トラス橋は足場と手すりが完備されていますが、その先の一部は中央の足場しかありませんので、左右への転落には気をつける必要があります。
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停車場周辺は、乗客と観光客が混じりあって賑やかです。

しばらくして、列車は制限速度10km/h(規制標識あり)で橋を渡り始めます。
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橋の上に人がいようと関係なし。人がうまく退避所に逃げ込むので、結果として往来に問題ない状態に。

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そうして、観光列車はNam Tokを目指して走っていきました。
観光が目的なので、「列車が遅れたら、その分停車時間を削る」という発想はなさそうな感じでした。

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さて、橋をよく見てみると、「SRTは責任を取らない。」ということが書かれた立て札が、橋の両端にあります。「渡るな」と書いていないのがポイント。

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忘れてはいけないのが、この橋が架けられ、鉄道が敷設された背景。「日本軍」や「捕虜」という言葉と切り離せないバックグラウンドがあるということに配慮し、静かにこの場所を訪問するようにしたいものです。