勝手にDC~東京都江戸川区の水族園

葛西臨海水族園 「大洋の航海者」水槽
東京都は江戸川区にある臨海公園内水族園の話題。
(以下、画像が多めのページとなります。従量制の通信料がかかる環境でごらんの方はご注意ください。)

葛西臨海水族園
葛西臨海水族園

  • 1989年に開園
  • 東京都江戸川区
  • 原則として水曜日以外の午前九時半に開園、入場料は大人700円

目の前に東京湾があるにもかかわらず、河川からの流入水による塩分濃度の関係などがあるため、水槽で使用する海水は「都内」から運搬し、循環しながら使用しているという水族館。
*このへんの詳細は、土休日実施の「水槽の裏側ツアー」に参加すると、より深く知ることができます。
*参考までに、小笠原諸島や八丈島なども東京都に属します。

葛西臨海水族園 ガラスドーム
そんな水族館への入口は三階にあり、ここから下へ降りていく形での観覧となります。
葛西臨海水族園 館内
前半は、概してこのようなスタイルでの展示に。小スペースがいくつかあり、それぞれのスペース入口にある解説を読み「予習」してから水槽を見ると、水槽内部の生きものやテーマをより深く理解できるようになっています。

葛西臨海水族園 「大洋の航海者」水槽
リング状になった水槽の一部を区切り、「クロマグロ」が周遊している様子を観察できるスペース。尾ビレを動かすことによって推力を得て、胸ビレを横に突き出すことによって揚力を得る泳法など、動態のマグロならではの視点で観察できる貴重な機会となります。

葛西臨海水族園 「ペンギンの生態」エリア
中間地点にあるのは、ペンギンの空間。ここには百羽を超える「フンボルトペンギン」などが生息しています。
(訪問日の時点において、「ミナミイワトビペンギン」は繁殖と避暑のため、外には出ていませんでした)
フンボルトペンギン/Humboldt penguin
ごはんの時間が近づいてくると集まってくるフンボルトペンギンたち(一部は「オウサマペンギン」)。ここでは水中に「アジ」などを投げ入れるスタイルになっているため、みんな水上で待機します。
フンボルトペンギン/Humboldt penguin
ごはんの時間であることに気づき、遠くの「おうち」から駆け足で会場に向かうフンボルトさんたち。
フンボルトペンギン/Humboldt penguin
係員により「アジ」が投入されると、フンボルトさんたちによる「アジ」の争奪戦が始まります。
フンボルトペンギン/Humboldt penguin
無事に「アジ」を獲得したフンボルトさんたち。この後、頭から丸呑みにしていました。

フェアリーペンギン/Little penguin
その横にいるのは「フェアリーペンギン」(または「コガタペンギン」)。
フェアリーペンギン/Little penguin
見えるところにいる個体は少ないのですが、裏側に「おうち」があるので、全体では大勢の仲間がいます。

葛西臨海水族園 「東京の海」
後半は「東京の海」をイメージした水槽群での展示。先にも触れたように、東京都が面する「海」は東京湾だけでなく、伊豆七島や小笠原諸島の周辺も含まれるため、結果として様々な海の様子を見ることができます。
葛西臨海水族園 「東京湾 運河」水槽
その中でも、あえてヒトの活動によって発生した廃棄物なども入れてある「運河」の水槽は、様々なことを考えるためのきっかけになると思います。

葛西臨海水族園 「海鳥の生態」展示
この施設では、海鳥である「ウミガラス」と「エトピリカ」の姿を観察することができるようになっています。
ウミガラス/Common murre
一見、見た目がペンギンに似ている「ウミガラス」がペンギンとどう違うのかを知るきっかけになる瞬間。羽の形状が決定的に違うことに気づけると、それぞれの生きものをより深く知ることができると思います。

葛西臨海水族園 「水辺の自然」エリア
こちらは「水辺の自然」を模したエリア。
葛西臨海水族園 淡水生物館
ガラス越しに、水辺の「断面」を観察できるスペースが設けられています。
クロツラヘラサギ/Black-faced spoonbill
また、「クロツラヘラサギ」が川の中を漁る様子なども観察できます。

まぐろカツカレー
なお、園内のレストランでは「まぐろカツカレー」などの料理をいただくことができます。