中毒性のある?「葉っぱ」

中毒性のある葉っぱというと、合法でないものを連想される方が多いと思いますが、ここでは合法的なほうの「葉っぱ」に関する話題に触れてみます。

Nissan Global Headquarter
神奈川県横浜市にある、日産自動車のグローバル本社ギャラリー。ここでは、同社の製品が多数展示されていますが、「テストドライブ」と称して同社の主力商品(車種)を公道で試すこともできます。

(おことわり)
自動車を運転する内容となるため、本記事はテキストのみでの提供となります。ご了承ください。

形式上は「日産レンタカー」を用いて、係員同乗状態で試乗することになるため、見かけ上は「レンタカーを来場日当日の先着順に予約し、無償で周回走行を試す」スタイルとなります。運転前の手続きもレンタカーと同様ですし、また車両自体も「わ」ナンバーなのが特徴です。

いくつかある選択肢の中から、Nissan LEAF e+(Leafだから「葉っぱ」ですね)を運転してみることに。この車種の場合、日産自動車が誇る運転支援技術のうち「e-Pedal」「ProPILOT」「ProPILOT Park」の3種類を体験するコースを選択することができます。

前書きはこれくらいにして、NOTE e-POWER乗りがLEAFを運転して感じた内容は、以下のとおり。

・落ち着いたサスペンションの挙動。LEAF e+は1.7tonに近い車重なので、その後NOTE e-POWERに乗り換えると、1.2tonが軽く感じるほど。
・最大減速度0.05Gの差が大きい。e-Pedalだけで十分な減速度を得られるので、NOTE e-POWERと比較してブレーキペダルの増し踏みをする機会が少ない。
・停止後にブレーキペダルを離しても、ブレーキが保持されてブレーキランプが点灯するのが羨ましい。NOTE e-POWERでは、ブレーキペダルを踏まないと保持力がないし、その状態からペダルを離すとクリープが発生してしまう。
・ProPILOT Parkは感動的。指定した枠にぴったり収まるのもそうだが、駐車目標を自由に設定でき、かつ駐車角度の微調整にも対応しているので、応用範囲が広く見える。
・ProPILOTは、その動作に慣れて信用できるようになるまでは運転不安増大支援装置になってしまう。遠出の際などに有効活用するためには、まず近場の高速自動車国道などで動作特性などをつかんでおくとよいかもしれない。
・手放し運転の判定は、操舵トルクの反力を検知する方式のため、ステアリングに触れているだけでは手放し判定されることがある。
・車幅が1.8m近くもあるのに住宅地でも違和感を覚えないのは、17インチタイヤのグレードでも最小回転半径5.4mと、NOTE e-POWERの5.2mからさほど大きくなっていないからなのかもしれない。
・当然のことながら、運転中にエンジンが動作することは絶対にないため、常に静かさが保たれている。これだけは、NOTE e-POWERでは真似できない。

ということで、安定感と静かさが印象に残るLEAF。
「やみつきなのです!やめられないのです!」となる人も少なくないという意味では、「中毒性」があるといえるのかもしれません。