影響を与え合うということ

2016年6月5日に放映された「伝説のまほうつかい」の視聴感想。

【おことわり】
本所管理者の思うところがあり、本ウェブログや上記リンク先のウェブサイトにおいて、当該番組のタイトルは記しておりませんので、あらかじめご了承ください。
また、ここに記した内容は本ウェブログ管理者が視聴した結果感じたことなので、他の方の所感や、当該作品制作サイドの意図と異なる場合があります。

【最果て島】
日本国内で「最果ての地」というと、たとえば日本最北端の宗谷岬などを連想するかと思います。このように、有限なフィールドであれば「最果て」の場所が存在できますが、地球は丸いため、地球上で最果ての地を探すとなると、基準とする場所からちょうど地球の反対側にある場所か、または北極・南極を指すことになるでしょう。

では、魔法界の最果てにある「最果て島」。もし魔法界に国境があれば、国境に最も近い島ということになりますが、それがないとしたら魔法界は物理的な境界(海が終わっている場所)がある世界、つまり天動説で動いている世界になるのかもしれません。
ところが、最果て島は海の上ではなく、空中にあるということになっています。つまり、「天空の城」ではなく、「天空の島」。魔法つかい同士が戦うので、呪文を唱えることがあると思われますが、ロケーションや「石」の争奪戦であることを考えると、間違ってもこの場所で滅びの呪文は使わないほうがいいでしょう。やり方によっては、目がくらむ可能性もありますし……。

【第十八話】
今回の話は、「伝説の~」シリーズで繰り返し提示される「誰かの行動に影響されて、影響し合って、新たな一歩を踏み出す」「物理的な力は、心の強さで超えることができる」が改めて示された回。戦闘形態に変身した(=滅びの呪文を使った)敵方が、物理的な強さだけで事態を収拾させようとしましたが、心の強さにはかなわなかったという話。しかも、そのような敵方の行動は誰にも影響を与えず、単に「……終わったな」で片付けられているのが、「空飛ぶ人魚」への挑戦をするきっかけを与えた朝比奈さんたちと違う点でしょう。

【再び魔法道】
魔法つかいの基本は、素振り。精神を集中させて行なう素振り。
やはり、剣道の精神や理念に通じるものがありそうです。

【最終回近づく?】
物語中に出てくる本型のアイテム「リンクルスマホン」ですが、そこには5段階に成長する植物の姿が描かれています。それを、この本の住人「はーちゃん」に当てはめてみると、現在の「はーちゃん」は「はーちゃん3」。つまり、あと2段階の成長が待っていることになります。

「はーちゃん1」から「はーちゃん2」、「はーちゃん3」への成長度合いが大きかったことを考えると、「はーちゃん4」や「はーちゃん5」は「はーさん」と呼ぶべき状況になる可能性が考えられるので、そういう意味では「はーちゃん」の最終回が近づいているといえるのかもしれません。