2018年4月現在の「PCオーディオの入口」

2017年7月頃の構成は以下のとおり。

これを多少変更して、2018年4月現在の「PCオーディオの入口」がどうなっているのかを紹介します。

2018年4月現在の構成はこちら。

先ほどのものと比較して、スイッチがGS108からTL-SG508に変更となっています。その理由は、バッファメモリサイズの違い。カタログ数値上、GS108は192kBとなっていますが、TL-SG508は1.5MBもあるとのこと。この差が出てくる音の傾向に影響を及ぼす可能性があると考えたため、機器を変更しています。
また、これに伴い電源電圧が9[VDC]となるため、”nano iUSB3.0″用として使用していた9V用の”iPower”を流用。
*nano iUSB3.0は様々な比較試聴の結果、不使用とすることが決定したため、現在は手元にない状態です。
この変更により、音のバランスが「高域が目立つ」から「低域がやや充実」に変化。また、音の柔らかさもやや増したように感じます。

その他、しばらく中止していた「CDの消磁操作」も、過去に処理した経験のあるものについてはレーベル面を下にした一回処理で再開。これにより、「なんとなく広がった音」から「出てくる音がまとまってくる」ような変化を感じました。別のたとえでいうと、「超親水面に水滴を垂らして広がってしまう」から「親水性が収まり、垂らした水滴が表面張力で形を維持する」というイメージの変化に。
*消磁器の電源は、機器の電源差込口に向かって右側にN側がくるほうが、得られる結果のバランスがよいように感じました。
*以前実施していた「二回処理」は音がやせてしまい、やりすぎと判断したため、今回は一回処理にしています。

これ以外に実施したのが、
・3P電源プラグを使用する機器は3P-2P変換を併用し、互いのグラウンドが直接接続されないように変更
以前の記事で良好だと考えていた「グラウンドの三角関係」も解消
・BDドライブはBDR-S11J-Xに変更し、外付けとした
・一時期は「普通のUSB2.0ケーブルのほうが自然」と考えていたが、上記条件で比較試聴した結果、”d+ USB classA” を再度使用とした

これらの施策とあわせて、現時点でのチャンピオン構成がまとまりましたので、しばらくはこれで「入口」をつくっていこうと考えています。